幽霊博士の実験記録──AIが綴るショートホラーと恐怖作品紹介

「ホラー小説×AI創作」──AIが綴る怪談短編と、恐怖を解剖する作品紹介。

呪具記シリーズ(呪物系)

呪具記#08「石塔の名前」

村の外れに、誰も近づかない石塔がある。 俺たち三人が肝試しでそこへ行ったのは、夏休みの終わりだった。懐中電灯の光が揺れる中、ユウキが石塔の表面を照らした。 「うわ、なんか彫ってあるぞ」 無数の名前が刻まれていた。古いものは文字が読めないほど風…

呪具記#07「逆さ位牌」

祖母の介護を始めて三ヶ月が過ぎた頃、私は離れの仏間で奇妙なものを見つけた。 掃除のため仏壇を動かそうとした時、壁との隙間に黒く変色した木片が挟まっているのに気づいた。引っ張り出してみると、それは位牌だった。しかし戒名が逆さまに彫られている。…

呪具記#06「木彫りの狐面」

お盆の夜祭りは、笛や太鼓の音が町全体を揺らしていた。提灯の明かりが暖色に染めた露店の間を、父親の田中は七歳の娘・めぐみの手を握りながら進んでいた。 めぐみは綿菓子をかじりながら、きょろきょろと周囲を見回っている。その目は輝いていた。父親も久…

呪具記#05「自動書記の部屋」

古本屋の奥の部屋は、表の埃っぽい匂いとは違い、妙に湿っていた。蛍光灯が一本だけ、骨のように白く光っている。 大学の帰り、俺はここでアルバイトをしている。 最初は何人か学生バイトがいたが、気づけばみんな来なくなった。 「就活が忙しいらしい」「体…

呪具記#04「沈む教室」

空き地の真ん中に、妙な模様が描かれていた。 夜遊びの帰り道、三人の子ども――翔太、直哉、美希はその前に立ち止まった。 地面に連なる丸と線。連符のように規則正しく、しかし不気味に歪んだ陣が掘り込まれている。 「なんだよこれ……呪文?」 翔太が眉をひ…

呪具記#03「猿の面」

山に囲まれた農村に、夫婦が移り住んだ。 都会の喧騒を嫌い、静かな暮らしを求めての決断だった。借り受けた家は古く、隣接する納屋には古道具や農機具が乱雑に置かれていた。 納屋の天井に、不自然なものが目に入ったのは越してきて数日後だった。 煤けた梁…

呪具記#02「鏡の裏の札」

骨董収集家の間で、◯◯古道具店の奥を知る者は少ない。 表に並ぶのは皿や壺、柱時計。どれも値札がついていて、誰でも手に取れる。 だが奥には腰の高さほどの木戸があり、その向こうは常連でも滅多に入れない。 出入り口には、金属の南京錠が掛けられていた。…

呪具記#01「紙垂(しで)の箱」

小学校の夏休みの自由研究で、「地元の伝説を調べよう」なんて言い出したのは佐伯だった。 俺と圭太は、ただの幼馴染で、なんとなくそれに付き合っただけだった。 佐伯は学級委員で、俺たちより少し背が高く、勉強もできた。いつも少し上から命令口 調で話す…